Work The Dial - 511V41's diary
2020年読んだ本で良かったもの
今年はかなり色々読んでたんですが、特に良かったものを紹介します。
不思議の国のアリス / 鏡の国のアリス
角川文庫版。ナンセンス文学の代表格。翻訳が完璧で、詩における韻の踏み方などに関心しっぱなしであった。
NHKにようこそ(原作)
僕がオタクになってしまったのは、小学生のときに叔父の部屋にあったコミカライズのNHKにようこそを読んだせいなのだが、今まで原作を読んでなかったことに気付いたので読んだ。
コミックよりだいぶアクティブ・サイケデリック・ペシミスティック・メンタルヘルス的で極めて面白い。
ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
近頃ではチェーンソー男というとチェンソーマンが浮かびますよね。とはいえこちらも面白いです。NHKにようこそといい、滝本竜彦という作家は天才だと思った。
そいねドリーマー
僕は極度の不眠症なので、睡獣に寄生されているのかもしれない。ラストシーンが美しすぎる。
電気サーカス
デパスが大量に含まれたクッキーで人が曖昧になるシーンで爆笑した。あと、この本を読んでわかるのはシェアハウスに女を入れると破滅するということです。
ジキル博士とハイド氏
二重人格ものとして有名すぎるのだが、実際に読むのは初。オチを先に知ってしまっているので追認する感じで読んでしまってあんまり楽しめなかった。が、教養的には読んでおいたほうがいいだろう。
ちなみに、二重人格といえば妄想代理人の3話が極めて素晴らしいのでぜひ見てください。
パプリカ
劇場版アニメも傑作だが、こちらの原作も最高。やはり筒井康隆は天才である。
機龍警察 狼眼殺手
いつもどおり最高。月村了衛は天才。白骨街道も楽しみですね。
世界を揺るがした10日間
ロシア革命を描いたルポルタージュ。最高。全員読んでください。
以上!世の中の作家は天才ばかりである。